ベトナム発着5社紹介!
航空会社の活用法
出張や一時帰国でお馴染の航空会社。ただ、単なる移動手段と考えて、そのサービスや特典に無頓着なビジネスマンも意外に多い。ベトナムに住むからこそ利用機会は増えるはず。ならば、もうちょっとエアラインのことを知ってはいかが?
そう、次の出張までに。
ベトナムのナショナルフラッグ、ベトナム航空。ボーイング787-9とエアバスA350をいち早く導入するなど、東南アジアでの存在感を高めている。暮らしに役立つサービスや特典は読者のメリットになるはずだ。
ベトナムに密着した 各種サービスを提供
ホーチミン市・ハノイ・ダナン―成田、ハノイ―羽田、ホーチミン市・ハノイ―関空、ホーチミン市・ハノイ―名古屋、ホーチミン市・ハノイ―福岡と、日本の主要な地方都市にも運航しているベトナム航空。最新型のボーイング787-9はハノイ―成田線で使われ、6月上旬にはハノイ―関空線でも運航される予定。また、アジアで初めて導入した最新型のエアバスA350は、ハノイ―羽田線とホーチミン市―関空線で運航されている。787-9もA350もビジネスクラスはフルフラットシートだ。
ベトナムに暮らす日本人に魅力的なサービスは、マイレージプログラムの「ロータスマイル」。Vietcombank、Techcombank、Vietinbank、VPBankなどの主要なローカル銀行やCitibankとHSBC Vietnamの外資系銀行との提携クレジットカードの利用、ニッコーホテルズインターナショナルなどの提携ホテルでの宿泊、MobiFoneのサービス利用、レンタカーAVISの手配などでマイルが貯まるのだ。
「ロータスマイルの会員の方にはベトナム航空をはじめ、こうしたパートナー企業からのキャンペーンや割引情報をお送りしています。今後も会員のための特典を増やしていくつもりです」
マイルを使えるのは特典航空券への交換やクラスのアップグレードなどの他、MobiFoneの電話・通信料金も支払える。会員は「シルバー」、「チタニウム」、「ゴールド」、「プラチナ」の順でレベルが上がり、ゴールドとプラチナの会員はマイルを利用して、空港のロータスラウンジ(ビジネスクラスラウンジ)が利用可能だ。
「弊社自慢のビジネスクラスラウンジにはワークエリア、休憩エリア、ペット連れ乗客のための特別なエリアなどがあり、今後は拡張を計画しています」
最高レベルのプラチナの獲得条件は、連続する12ヶ月の間に、クオリファイングマイルを5万ポイント貯めるかマイル積算対象フライトの50回搭乗。このプラチナを持つとチェックイン、手荷物、搭乗などで様々な上位のサービスが受けられる他、生活シーンでのメリットが多くある。
例えば、提携銀行での収入証明書提出なしでの融資やクレジットカード利用の特典、提携ホテルでの宿泊・飲食代の10%割引や部屋の無料アップグレード、提携ゴルフ場でのプロダクトとサービスの25%割引などで、ゴールド以下では対象や割引率は減るものの同様のサービスがあり、シルバーでもホテルとゴルフ場で割引がある。
また、ベトナム航空は航空連合のスカイチームに加盟しており、チタニウムとゴールドは「エリート」、プラチナは「エリートプラス」の会員になれる。エリートには予約、座席、チェックインや搭乗などで優先され、エリートプラスではこれらに加えてスカイチームの空港ラウンジが利用できる。スカイチームに加盟しているのはアジア系では中華航空や大韓航空、ガルーダ・インドネシア航空、欧米系ではデルタ航空やエールフランス航空などだ。
「加盟航空会社は20社で、全世界でおよそ600以上のラウンジが使えます。ぜひご利用ください」
新サービスと商品開発 ベトナム―日本便を増加
ベトナム航空はアジアでの存在感を高めており、2016年の旅客輸送量で東南アジア4位となった(アジア太平洋航空研究所の統計)。旅客数は2014年に約1570万人、2015年は約1740万人、2016年には約2060万人へと急増している。
「この成長はお客様のニーズのおかげだと思います。航空機を利用するニーズ増に加えて、便利で合理的な飛行ルートと優れた品質のサービスで、弊社を選んでいるのだと考えます」
今後は、ビジネスクラスとロータスマイルの「プラチナ」の搭乗客には、保安検査と入国管理局での優先サービスを拡大する予定。日本では2014年から実施している成田空港のほか、今年7月からは羽田、関空、福岡空港でもサービスを拡大するという。また、ベトナムから日本、イギリス、フランス、ドイツ、オーストラリアやハノイ―ホーチミン市の国内線で、プレミアムエコノミークラスの乗客に対する新商品開発を進めている。
サービスの面では昨年、SKYTRAX社のワールド・エアライン・レーティングで「4スター」を獲得。4つ星の水準に基づいたサービスの全面改善を急いでおり、知名度アップのためにPRキャンペーンも続けている。
「これからも最新の航空機を導入すると共に、5つ星の航空会社になる目標に向けてサービスの質を高め続けます。ベトナムと日本の便は前年比で10%増やすつもりでいますので、期待してください」
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