出張や一時帰国でお馴染の航空会社。ただ、単なる移動手段と考えて、そのサービスや特典に無頓着なビジネスマンも意外に多い。ベトナムに住むからこそ利用機会は増えるはず。ならば、もうちょっとエアラインのことを知ってはいかが? 
そう、次の出張までに。

 

ベトナム航空(70%)とカンタスグループ(30%)が株主のジェットスター・パシフィック。ベトナムと東南アジアで展開し、グループのネットワークと連携する。ビジネス利用に特化したサービスも始め、各地に路線を拡充中だ。

4つのグループ航空会社 9月に日本・ベトナム直行便

オーストラリアのカンタス航空の100%子会社であるジェットスター航空。ジェットスターグループとしてシンガポールが拠点の「ジェットスター・アジア航空」、日本が拠点の「ジェットスター・ジャパン」、そしてベトナムが拠点の「ジェットスター・パシフィック航空」がある。ジェットスター・パシフィックはベトナム国内の主要都市16ヶ所を結び、国際線はタイ、台湾、香港、シンガポールなどへ運航する。

「今年9月にはベトナム―日本線、ハノイ―関空とダナン―関空の直行便を就航させる予定です。ベトナム―オーストラリア線も今年5月に初就航しました」

ジェットスターの特徴はITなどを使った効率化による低価格。例えばスマホを使ったアプリによるモバイル、Web、iPadでのチェックインでは、受託手荷物がなければ、チェックインカウンターに寄らずに搭乗ゲートまで行ける。また、パートナーと提携した、航空券と共にホテルが予約できるサービスもある」

マイルや決算に幅 ビジネスにも注力

ジェットスター・パシフィックの客室乗務員

マイルでは、ベトナム航空のロータスマイルやカンタス航空の「フリークエントフライヤー」で、エコノミークラス「Starter Plus」や「Starter Max」の利用からマイルを貯められる。ボーナスマイルはこれらの航空会社(各社の会員カードによる)に加えて、スカイチーム各航空会社の特典航空券への交換ができる。また、クラスのアップグレード、超過手荷物の優遇、ビジネスクラスのラウンジの招待券なども可能だ。

ジェットスターはLCCに珍しく、ビジネスクラスもある(便により異なる)。また、予約サイトから「Starter」にビジネスマン向けの「フレックスBiz」を追加すると、出発当日の同日フライトの変更無料、予約キャンセル可能、手荷物1点追加持込み可などのサービスが受けられる。予約後48時間の購入期限があるため、「とりあえずの仮予約」ができるのも便利だ。

ベトナムでの支払いは国際クレジットカード、国内のデビットカード、銀行・インターネットバンキング、1100拠点以上の郵便局で決済できる。

「ビジネスのニーズに柔軟に対応できる『LCC出張』という提案で、ジェットスター・ジャパンは今年2月からスタートしています。ここベトナムでも広げていきます」