出張や一時帰国でお馴染の航空会社。ただ、単なる移動手段と考えて、そのサービスや特典に無頓着なビジネスマンも意外に多い。ベトナムに住むからこそ利用機会は増えるはず。ならば、もうちょっとエアラインのことを知ってはいかが? 
そう、次の出張までに。

 

日本のLCCで初めてベトナムに就航したバニラエア。LCCの魅力である低価格料金を実現するとともに、顧客が喜ぶ細やかなサービスを提供している。今後はベトナムでの知名度をいっそう高めたいという。

サーチャージ無料 スカイライナーも割引

2016年9月に台湾経由のホーチミン市―成田線を1日1便就航したバニラエア。LCCのメリットは料金の安さだが、同社の一番安い航空券はホーチミン市―成田間で片道8500円から。全ての便でサーチャージ料金は不要であり、最低限の支払いは航空運賃、空港使用料、予約時の支払手数料(600円)のみだ。同社では1年に2回チケットを一括販売しており、現在は3月27日~10月28日の運行分が発売されている。

バニラエアの客室乗務員

「弊社のWebサイトでは、航空券の価格を月単位の棒グラフで表しています。日程が確定していない場合は、一番安い便を選ぶこともできます」
 Webサイトには各国語版があり、日本語版と英語版から申し込むと支払いは円になり、ベトナム語版からはベトナムドンとなる。ベトナムドンはクレジットカードのみの支払いだ。

機内のシートは「スタンダード」と「リラックス」の2種類があり、「リラックス」は最前列と非常口近くのシート。2400円の追加料金はかかるが、膝前の空間が広いという。また、台湾から成田へ向かう機内で京成スカイライナーのチケットを販売。通常片道2470円が270円引きの2200円で購入できる。

「東京方面に行く方が多いためか購入するお客様はかなりいます。日本人ビジネスマンにも好評です」

夕方からの日本発 酒とつまみの品揃え

航空券の価格表示グラフ

バニラエアのベトナム―日本間は、ホーチミン市発2:00で成田着11:40と、成田発18:25でホーチミン市着が翌1:00の便。経由する台湾での滞在時間は最短で約1時間であり、空港内での検査があるため、すぐに過ぎてしまうという。

「成田発は夕方の搭乗だから、というわけではないのですが、機内販売ではお酒とおつまみの種類が豊富です。ビール、ハイボール、ワイン、梅酒などの他、日本酒の『長命泉』はバニラエア特製ラベル付きです!」

ベトナム人も当然ながらターゲット。ホーチミン市―台湾間の顧客にはベトナム人と台湾人も多く、低価格での日本のクオリティがアピールポイントになっている。

「今後は他社とのコラボレーションを企画するなどして、ベトナムでの知名度を上げていきたいと思います」