オーダーメイドの要 「生地」の選び方

 

最も重要なポイントと言えるのが生地。中でも素材だ。
色や柄は目で見て選べるが、素材はスタッフの説明と手触りで決めるしかない。
生地の差は価格の差となるので、恥ずかしがらずに値段も尋ねよう。

 

 

主なスーツ用の生地

ベトナムにはイタリアやイギリスなどの欧州製と、韓国や中国などのアジア製の生地が主に入ってきている。前者のほうが高級とされ、価格も高い。一般的な素材はウール100%。これにシルクやカシミアが入るほど価格が上がり、ポリエステルなどの化学繊維が入るほど価格は下がる。耐久性を上げるなどの理由で、あえて化学繊維の入った生地を選ぶ人もいる。

 

 

「SUPER〇〇〇’s」とは?

「SUPER〇〇〇’s」といったタグが付いている生地もある。例えばSUPER100’sなら原毛1㎏で100㎞の長さの糸を作れるという意味。150’sなら150㎞となるため、数字が大きいほど糸が細くて柔らかい、高品質な素材になるとされる。
ただ、高級になるほどメンテナンスが大切になるので、「普段着」には使いにくくなる。一般的にSUPER130’sまでが日常的に着るスーツ用とされている。

 

 

気温や気候を考慮

南北に長いベトナムでは、地域によって気温や気候が異なる。四季のあるハノイと、年間を通して温暖なホーチミン市とでは、マッチした素材は自ずと違ってくる。例えば、冬のハノイ用ならカシミアを合わせたウール、ホーチミン市では通気性のよい素材を選ぶなどだ。この点もスタッフに相談を。

 

 

生地を触ってみる

生地は必ず触ってみよう。指先ですり合わせて違いを確かめる。(スタッフに了解を得てから)生地をひねって、離す。良い生地ならきれいに元に戻る「復元力」があるものだ。折り曲げると、シワが付きにくいかどうかがわかる。
手のひらで撫でてみると、別の感触で生地の良し悪しがわかるだろう。着心地の良さを確認するには、腕を生地の中に通してその感触を知る手もある。

 

 

スタッフに質問し、話す

大切な生地だからこそ、コミュニケーションが重要。テイラーのスタッフには生地の知識が不可欠なので、こちらの要望に色々と提案をしてくれるはずだ。かなり割安で作れるとはいえ、一定以上のものなら1075万~1290万VND(約500~600USD)以上はする。納得するまでスタッフに確認したい。

 

 

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