ベトナムメディア業界 右往左往 No.14


パーティーには多くの人が参加してくれた

今週ベトナム人と結婚して、自分の結婚パーティーをした。お決まりのやり方だとつまらないので、全部自分でプロデュース。プール付きのヴィラを借りて、照明とサウンドシステムをいれて、装飾して、料理と飲み物を手配して、DJ呼んで。子どもに駄菓子ばらまいて、プールにギフトを投げ込んで、お金をばらまいて、みんなで盆踊りして。こんなイカれたイベントに、ありがたいことにスポンサーが14社ついて、150人のゲストを楽しませることができた。

気がつけば自分がメディアになって人をつなぎ、自分がコンテンツになってゲストをエンターテインしていた。複数のコラボがここから生まれそうだ。

不思議なことに、今週は知人も同じように自分でイベントをプロデュース。隠れ家の和室に経営者を集めて寿司職人を呼んで、ワインを飲んだり、ペントハウスを借りて酒と音楽とゲストを入れたり。

どちらも普通のビジネスマンでイベントマンではない。が、面白い個人が面白い人を集める時代になってきたのを実感する。個人の時代。

メディアが民主化し、マスメディアの力が相対的に低下した。マスの解体で、大規模PRの「みんなへのメッセージ」は薄っぺらくて響かなくなってきた。代わりに個人の生の声が、人を惹きつけるようになってきている。

さて、テレビ制作会社に入って、1年半。これまで僕はテレビを否定して、デジタルを進めてきた。次は、広告を否定したら、何か新しいことが生まれそうな気がする。僕の仕事はどうなっていくのか?

 

小森 悠矢
ホーチミン市最大級のTV制作会社MCV Corp勤務。
YouTube番組「ベトナム旅行 69」を毎週金曜に配信中。
僕、小森がキャストもやっています。見て、シェアして、感想をぜひ!
E-mail:y_komori@mac-c.co.jp