【ベトナム・人材採用】【ベトナム・人材育成】ベトナム人スタッフの給与アンケート結果
SK人事部 採用・教育虎の巻 其の六十三
以前より企業間の給与格差が拡大中
こんにちは、平衡舎の室井です。今回は弊社がいつもお世話になっている、主に南部の日系企業89社に、ベトナム人スタッフの給与、昇給率、ボーナスに関するアンケートにご協力頂きましたので、その結果を共有したいと思います。集計期間は2019年1月から2ヶ月間です。
早速ですが、2019年における製造業の額面月給の平均は、マネジャー(部長以上)が1348USD、リーダー(課長以上)で736USD、オフィススタッフ501USD、現場作業員で331USDという結果が出ました。
非製造業の場合は、部長以上が1802USD、リーダー1032USD、スタッフ617USDでした。
私はホーチミン市で人材業界で従事し、7年目となりましたが、この間に非製造業と製造業での給与の開きが大きくなったと感じます。また、平均値(全体を足して割った)と中央値(全体のど真ん中)の開きが大きかったため、一部の企業が平均を釣り上げていることがわかりました。その他、同業界内でも企業間の給与格差も大きくなっていると感じました。
日系企業の昇給率は比較的高水準
さて、次は昇給率ですが、製造業では平均7%、非製造業で8%でした。特徴として、2019年の最低賃金率の上昇率が5・3%、消費者物価指数は3・6%であることと比較すると、日系企業の昇給率は高水準といえるでしょう。
最後にボーナスですが、製造業で1・23ヶ月分、非製造業で1・47ヶ月分となりました。非製造業の方がやや高いという結果になりました。
以上、本コラムでは、おおまかな結果しかお伝えできませんでしたが、弊社が運営しているウェブサイト「ベトナムウォーカーズ」で、業種ごとの平均給与や、より詳細な分析結果を無料掲載しています。『ベトナムウォーカーズ給与2019』と検索してみてください。また、本アンケートに関して、質問や不明点などございましたらお気軽にお問い合わせください。
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