かけ。皆さんは、このパワフルさを体感していますか? 「そんなことは前からわかってる!」「指導はできても、声かけができないんです!」と言われる方がいます。はい、パーフェクトに同意です!

皆さん必要なのはわかっているのです。業者研修より圧倒的にローコスト(自分の喉を鳴らす以外労力ゼロ)で効果があることも、ほとんどの方は知っています。わからないのは「いつやるか」です。
オススメなのが朝。1日のスタートとして、自分もカリカリせずフラットでいられる時間帯が多い朝こそ、ベストタイミングなのです。では、どうやるか?

ベトナム人は「私はここにいていい?」「大切に扱われてるの?」という認知&承認欲求が日本人以上に強く、会社ではなく「誰と働くか」を優先している人が多いです。その反面、一般的なベトナム人の社長は声かけをしません。威厳が大切だと考えているからです。
だからこそ、朝の挨拶&声かけのワンプレートが効くのです。心は「後のせ」でも、挨拶という万国共通の包容力と一緒に届けるのです。

私の知っているドイツ系IT 企業では、ドイツ人の社長自らが朝から「おはよう! 週末は何してた?」「オススメのスポットある?」「ご家族は元気?」などと声かけをしています(社員がいない場合はメール)。
コツは、できるだけ名前を呼び、その後に呼びかけのベトナム語「オイ!」(ơi)を付けて、質問は日々使い回すとのことでした。

彼曰く、「挨拶と声かけは職場環境作りの一つで、それ以上何の意味もない。ローコストで効果的。ただの仕事じゃん」。まず明日から、「朝の挨拶&声かけのワンプレート」にチャレンジしてみたらいかがでしょうか?

加藤 将司
Kato Masashi
JACリクルートメントベトナムManaging Director。大学卒業後、大手人材紹介会社を経て、一貫してベトナム人材の紹介や採用&育成に関わり、今年で12年目。2013年6月より現職。
www.jac-recruitment.vn