職場以外でメンバーと接してみよう
ベトナム家族主義共和国! の巻。
トナムでは、メンバーの家族に関心を持ったり、一緒にご飯を食べたりすることも重要です。
どんなに仕事が忙しくても定時で帰るメンバーを見て、「ん??」と思った経験がない人はいないでしょう。ただ、それには、「仕事ほっぽりだして帰りたい」というだけはなく、「帰らなければいけない!」という側面があるのをご存知でしょうか。ベトナムの家族には、世知辛い世の中を渡っていくための相互扶助共同体という側面が、薄まっているとはいえあるからです。そのため、家族に関わることは大きな信頼を得るチャンスであり、定着率向上にもつながります。
もちろん、「いきなりがっつり」は難しい。大切なことは、「メンバーは職場がすべてではないので、家庭も感じたい!」というスタンスを伝えること。基本はオープンな問いかけから始めましょう。
「家族はどんなお仕事しているの?」、「お母さんの得意料理は何?」などの家族雑談で少し点を打ち、小さな点を集めて、「自分も家族が大事なので、ベトナムの家族を大切にするスタンスをもっと知りたい。ご家族と一緒にご飯を食べたいけどいい?」とオファーを出してみます。それまでに信頼残高が増えていれば、喜んでOKと言ってくれるでしょう。
家族との会話では、どれくらいメンバーが大切で、活躍してくれているかをどんどんピックアップして、感謝の気持ちを伝えて下さい。身内のようにもてなしてくれるはずです。やり過ぎると、借金や身内の就職斡旋を頼まれることもあり得るので、さじ加減は大切になりますが…。
家族との接点を意識的に持つだけで、仕事での関係性も変わってきますよ。
加藤 将司
Kato Masashi
JACリクルートメントベトナムManaging Director。大学卒業後、大手人材紹介会社を経て、一貫してベトナム人材の紹介や採用&育成に関わり、今年で12年目。2013年6月より現職。
www.jac-recruitment.vn
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