SK人事部 採用・教育虎の巻 其の六十六

アジア全体の転職状況について

皆さんこんにちは、ネオキャリア/リーラコーエンベトナムの増田です。今回はベトナムで就労する日本人がなぜ増加傾向にあるのかについてお話したいと思います。

日本から距離的に比較的近く、今後の成長も期待できるアジア諸国。各国で様々な魅力があり、日本人は海外で転職といえばアジア諸国を選ぶケースが多いです。

というのも、欧米で就労する場合はネイティブレベルの英語力が必要であり、ビザの取得条件も厳しく、南米や中東、アフリカは治安や生活インフラが不安定であるなど、未だ多くの日本人にとってハードルが高いと言えるからです。

しかし、アジア諸国も徐々にビザの取得条件が厳しくなっており、中国をはじめ、以前まで条件が比較的緩かったマレーシアやフィリピンでも英語力と過去の経歴などが厳しく判断されるようになりました。

なぜベトナムが選ばれるのか?

月に60人近くの日本人求職者の皆さんとお話をさせてもらう中で、最初からベトナムが第1志望という方はほんの一握りです。ベトナムを選択肢の1つとして考えている方がほとんどです。「なぜベトナム?」という質問には「ご飯が美味しく、物価も安く、治安が良いので生活がしやすい。かつ経済が成長していてチャンスがありそう」という答えが返って来ます。決して間違いではなく、上記の点では他のアジア諸国と比べても優れています。

日本人求職者が、ベトナムと並行して就職活動を行う国としてよく挙げられるのがタイとインドネシアですが、タイはすでに発展しきっており成長の伸び代が少なく、インドネシアは宗教上の問題などで治安が不安定です。ベトナムもベトナム語が習得困難で英語が通じにくいなどの懸念点はありますが、日本語話者も多いです。このように様々な国を検討していくと、実は英語が苦手な日本人とって海外就職しやすい国がベトナムなのです。

増田 慎平

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