IT知識基本のき No.004

ドメイン名をIPアドレスに置換すると…

皆さんこんにちは。前回は、ドメイン名の仕組みを噛み砕きました。今回は、実際に、PCやスマートフォンなどでドメイン名にアクセスした場合の挙動について探ってみます。

ウェブアクセス時のドメイン名の働き

まずはウェブサイトのアクセスです。ウェブブラウザという、ウェブサイト閲覧用ソフトウェアに、閲覧したいサイトのドメイン名を入力します。弊社のウェブサイトの場合、「http://www.chiroro.vn」の頭についている“http” は、ハイパー・テキスト・トランスファー・プロトコルの略です。そのうしろに、取得したい情報を保有しているサーバーの所在地をドメイン名(もちろんIPアドレスでも可)で指定します。すると、指定されたDNSサーバーを参照し、ドメイン名はIPアドレスに置換されます。

そして、そのIPアドレスが割り当てられたウェブサーバーにファイル転送のリクエストが到達します。ウェブサーバーは、リクエストに応じ、当該するファイルをウェブブラウザに転送します。ウェブブラウザは受け取ったファイルを見やすい状態にレイアウトして表示します。

最近よく目にするhttpsとは?

最近よく目にする“https”の末尾のSはセキュア(Secure)の略で、SSL暗号化した情報を送受信する、という意味です。第三者が盗み見しようとしても解読することができませんし、途中でデータの改ざんをすることもできません。そのため、安全安心な情報を送受信することができます。その際、ブラウザによっては、アドレス欄に鍵のマークが付いたりします。

次回は、メールを送受信する際の挙動について、噛み砕いていきます。

安藤 究真
大学4年時にサーバーホスティングを提供する(株)チロロネットを設立。2015年にベトナム現地法人を設立。
Chiroro-Net Viet Co., Ltd.
電:094-239-6902
E-mail:ando@chiroro.vn
https://chiroro.vn