Q. 人材が定着しません…。
面接でどういった点に注目すべき?

A. 実績より、「今後」の話を。
候補者をよく観察しよう

効率的に採用面接をしてくうえで、最初に候補者に「会社が求めていること」をはっきり伝えることです。

そして、面接では、すでに手元に届いている履歴書と同じ内容を語らせても意味はないので、「あなたは弊社でどんなことができますか」「どうやってプロジェクトを進めていきますか」と具体的な話をしたほうがよいですね。

前職の話を聞く割合は抑え、「過去」の話はいくらでもできるので、やはり「今後のビジョン」を聞き、「未来」の話をするほうが採用面接としては意味があるものになるのでは。履歴書はみんな自分に都合の良いように書く傾向がありますね。それに採用側もつられてしまうんです。なので、実際に顔を合わせる面接では、表情の変化や、話し方など、候補者をよく観察することが大切です。

やる気を図るためにわざと●●の話を

私はいつも、面接の場を和ませ、にこやかにフレンドリーに接するようにしています。そんな中で、すこし鋭い質問、例えば「その能力があれば、他社のほうがもっとお給料が貰えるんじゃない? なんでうちなの?」なんて、わざとやる気を削ぐような質問をしたりします。それでも食いついてくる姿勢だったり、反応を見るようにしています。あえて課題について話をして、粘り強く頑張れる人材か、責任感が強いかどうかを判断します。

私は採用で、経験よりも「やる気があるかどうか」を重視しています。また、新卒の子に対しては、「将来どうなりたいの」「なぜ今この会社での経験が必要なの」と問います。「どうして」「なんで」の問いを重ねて志望動機を紐解いていくことで、面接の中で本人たちも分かっていない、個人の特性や目指したい点が明らかになっていくことがあります。その点が会社の方向性とマッチすることがベストですね。

 

レ・トゥイ・ディウ・ウィン
Le Thuy Dieu Uyen
2013年に入社。
2018年4月にジェネラルダイレクターに就任した。
JAC Recruitment Vietnamホーチミン市事務所
電:028-3821-7730
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