SK人事部 採用・教育虎の巻 其の八十二

模範的な上司になるためには?

こんにちは、HR―リンクの竹之内です。ベトナム駐在中で管理職につかれている方々はベトナム人部下のマネジメントが難しく、悩んでいる方も多いと思います。しかし、ベトナム人部下が気持ちよく仕事に取り組める環境づくりは、日本人管理者の役目です。そこで今回は、日系企業で働くベトナム人から、「上司にして欲しいこと」について声を集めてみました。明日から実践できる「ベトナム人社員とよい関係を築く方法」をお伝えします。

◇「働く日本人」の背中をみせて!

ベトナム人にとって「企業で働く」という歴史は長いものではありません。よって、日本人上司は規則順守やワークスタイルの良い例を示すお手本となることが求められています。模範的とは、誠実に仕事に取り組むのはもちろん、ミスをした時は反省する姿勢を示すことも重要です。あっけらかんとしているようでも、彼らは外国人である上司をよく観察しています。上司も完璧ではなく、日々努力を重ねている。そんな姿は尊敬を得ます。

また、アドバイスができるスキルも必要です。実はベトナム人社員の中には、サポートを必要とする状況でも、なかなか言い出せず自己流でやり切ってしまったり、その結果指示とはまったく違う結果に至ってしまうこともあります。様子が変だなと感じたら、躊躇せず助ける姿勢を示しましょう。その繰り返しで上司を身近に感じるでしょう。自由に発言できる空気を心がけてください。

心の声を引き出し信頼度を深める

◇頭ごなしに否定しないで!

我々日本人がベトナム人の行動が理解できない場合があるように、その逆もあることを忘れてはいけません。理解不足からギクシャクした関係に陥ってしまうことを避けるため、まずは彼らの声を「聴く」ことが大事です。日本の常識だけで「ノー」と言うのではなく、具体的な例や仮定をこちらから示して理解を得ましょう。

HR-リンク 竹之内 雅也

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