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SK人事部 採用・教育虎の巻 其の百三十九

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。 
 
今回は、「日系企業はベトナム人に人気なのか?」「どのように見られているのか?」をパーソル総合研究所で調査した、「APAC就労実態調査・成長意識調査2019」をベースに考察します。

就労希望企業の
1位は日系企業

本調査によると、働きたい企業の1位は日系企業で、続いて自国の企業(ベトナム企業)、次にアメリカ企業となっております。(図1参照)
 
また、日本企業で働くことのイメージについて、当てはまるものを選んでくださいという問いに対して、「給与待遇が良い」、「福利厚生が充実している」、「教育・研修が充実している」が上位3位を占めています。


採用には有利だが
定着には注意が必要

本調査結果から、大半のベトナム人は日系企業に対して良い印象を持っているため、採用活動の際には日系企業であることをアピールするのが有効です。一部、インセンティブ制度を好むような営業職等の職種の場合、欧米系企業を希望する傾向があるため、求めるポジションによって対応を変える必要があります。
 
一方、定着には注意が必要で、日系企業に対してのイメージは先程述べた通り、高待遇、教育制度の充実となっており、入社後の期待値が高いことが予測できます。そのため、実際に入社後、期待していた待遇や教育制度と実際との間にギャップが有る場合は、早期退職につながる可能性が高いです。定着のための施策を進めることで退職者が少なくなり、採用コストの抑制に繋げられます。
 
パーソルベトナムでは採用支援及び人事労務の相談、従業員のリテンションを図るためのアドバイスも行なっています。お気軽にお問い合わせください。

【PERSOL VIETNAM】
中野 祐一 Nakano Yuichi

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