SK人事部 採用・教育虎の巻 其の四十五

みなさま、お世話になります。パーソルベトナムの中野でございます。

私はベトナムローカル企業の買収に伴い、ベトナムに赴任して参りました。複数の国での勤務経験から、国によってそれぞれ適当なマネジメント方法があると感じています。各国での経験に基づき、私が思うベトナム人に対するマネジメントについて今回は述べたいと思います。

真面目で勤勉である、一方ネガティブな面も

世間で言われるベトナム人の特徴として、良い面で言うと、真面目で勤勉。勉強熱心。向上心がある…。などが挙げられるかと思います。一 方で計画を立てることや「報・連・相」が苦手、同じ間違いを繰り返すなど、ネガティブな特徴も挙げられるかと思います。

これらの特徴に対して、良い面を活かし、悪い面を防ぐマネジメント方法を選択することがマネジメントの大枠になるかと思います。

良い面をより活かし、悪い面を防ぐには

指示に対して真面目に対応してくれるため、的確な指示さえできれば、期待した成果を持ってきてくれます。そのため、指示は曖昧にせず、より詳細にするようにしましょう。

また、成長意欲が高いため、本人自身にメリットのある研修や教育体制を整えることで、モチベーションの維持及び高いパフォーマンスを引き出すことが可能です。そのためには、本人が何を伸ばしたいのかを普段のコミュニケーションから把握することが重要です。

ネガティブな面に対しては「報・連・相」のタイミングを含めた詳細なマニュアルやルールを作り、文書化することが重要です。ルールが曖昧だったり、口頭で指摘しただけだと、同じ間違いや報告漏れを減らすことが難しく、経験上、指摘したとしてもあまり本人に響きません。ルールを文書化していれば、間違いを本人が認識しやすく、口頭での注意よりも、同じミスが発生する可能性は軽減します。

とはいえ、ゼロにはならないので、ある程度言い続ける忍耐も必要です。

中野 祐一

【お問い合わせ】
電:093-853-0299(中野)
E-mail:info@persolvietnam.com