こんにちは、新型コロナウイルスの流行により、世界中で働き方や学びの形が急速に変化していることを日々実感しています。私自身、在宅勤務をして、その時にいつも以上に感じたことがあります。それは、物理的に離れた中でチームメンバーと効果的に働くために、デジタル技術やデバイスだけでなく、人間的な関わりがより一層必要なのだということです。今回は、ミシガン大学のポジティブ組織学の研究成果をまとめたウェブサイトを参考に、物理的に離れていてもチームメンバーと効果的に働くためのヒントを共有させて頂きます。ちょっとした工夫で、在宅勤務や遠隔会議などが少し居心地のいいものになるかもしれません。

◇ヒント1 相手に好奇心をもつ

人はお互いを知るほど、物理的な距離を超えて繋がりを感じるようになります。「先週末はどうだったの?」とか「ご両親は大丈夫?」などの声かけは大事ですね。

◇ヒント2 経験を共有する

どんな状況で、どんな気持ちを経験しているのかを認識しましょう。1人ひとり1~2分で、今気になっていることや不安に思っていること、率直な気持ちを伝え合う時間も良いですね。

◇ヒント3 感謝を伝える

特に困難な時期にお互いに感謝し合うことで、より良い関係づくりを促進するだけでなく、新しい思考やアイデアを生み出すことができます。また状況に適応し、柔軟に対応できるようになり、視野を広げることが分かっています。

◇ヒント4 皆を包み込むように迎える

ウェブ会議の際に、誰もが参画している空間をつくることが重要です。顔をしっかり見せて、相手から見てきれいに見えるように工夫することも大事ですね。

◇ヒント5 ルーティンを取り入れる

新しい環境では、1日を効果的にするためのルーティンを確立する必要があります。仕事に活力を与える習慣を作りましょう。

いかがでしょうか? みんなで工夫しながら、この状況を乗り越えるだけでなく、新しいことや適応力を高めていく学習の機会としていきたいものです。

荒澤 文寛 Arasawa Fumihiro
株式会社ビジネスコンサルタント入社後、各国の責任者を経て、
ベトナム法人を立ち上げ。現ジェネラルダイレクター。
Business Consultants Vietnam Co., Ltd.
電:024-6269-6162
E-mail:vietnam@bcon.co.jp