SK人事部 採用・教育虎の巻 其の八十六

コロナウイルスの影響が世界中で広がっています。「ウィルスが広がっているのでは無く、人々がウィルスを広めている」この事実は再度一人ひとりが自覚する必要がありそうです。

ホーチミン市・ハノイ等都市部のオフィスワーカーの間ではリモートワーク(在宅勤務)、WEB会議などオンラインを利用した様々な働き方を模索しています。日系企業各社も日本本社とのオンラインミーティングは一般化している状況でもベトナム国内の社内外のオンライン化は手探り状況でもあります。

面接は相互理解の場として考える

既に採用面接時にSkypeやZOOMなどを利用したオンライン面接も開始され始めています。今回はオンライン面接の注意点を共有します。

前提条件として直接会って面接する場合とオンライン面接との差異はお互いに交換できる情報量が違うことになります。面接される側の立場で考えると、会社の雰囲気や職場環境など言語化しにくい情報を面接時に感じ取っています。別の観点ではお互いに目線や表情を読み取ることも限界があります。面接は面接官から見ると人材を選別する為に行っていますが、面接される側から見ると情報収集も同時に行っているとの理解も必要です。注意する5つのポイントはこちらです。

1.通常よりも話すスピードを落としてできるだけわかりやすく話す。

2.緊張状態を想定して導入はアイスブレイク(緊張をときほぐす)を行う

3.事業説明や社風はできるだけ多く伝える

4.表情や相槌など大きくリアクションを行う

5.環境を整える。静かな会議室など面接される側が見える情報を意識する。

そもそも面接自体は非日常でのコミュケーションの場でもあり、評価や人選方法としての限界もある事を理解して欲しいです。「どんな人が欲しいか」を明確にしてからその要素を筆記テストや過去の経験・実績などの総合評価で合否判断を頂ければと思います。

クイックベトナム  古屋 竹雄
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