【ベトナム・人材採用】【ベトナム・人材育成】ベトナム人スタッフの給与アンケートを昨年と比べてみた！

SK人事部　採用・教育虎の巻　其の八十七

シンチャオ！平衡舎の奥田です。例年と違った状況が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、今回はいつもお世話になっている主に南部の日系企業１００社に、ベトナム人スタッフの給与、昇給率、ボーナスに関するアンケートにご協力頂きましたので、その結果を共有させて頂きます。調査時期は２０２０年１―２月。コロナショックの前に調査したものです。

賃金上昇率は昨年に比べ微減

２０２０年の日系企業における昇給率は製造業全体では平均６・７％、非製造業全体で６・９％でした。特徴として、２０１９年の最低賃金率の上昇率が５・５％、消費者物価指数は５・４％であることと比較すると、依然として日系企業の昇給率は高水準ですね。一方で昨年の昇給率の調査結果は、製造業では平均約７％、非製造業では約８％でした。（最低賃金の上昇率が５・３％、消費者物価指数３・６％）。製造業・非製造業ともに平均賃金上昇率は下がったものの、引き続き日系企業全体で経済成長が続いていることが分かります。

業種やポジションによって差が著しい昇給率

昨年同様、昇給率は業界ごとの平均値の違いが著しいです。例えば今年の製造業では食料品のリーダークラスの平均昇給率が13・３%、非製造業では金融・会計・コンサル業界のスタッフクラスの平均昇給率が10%と、業界全体で大幅に上昇したポジションもありました。弊社が運営しているウェブサイト「ベトナムウォーカーズ」で、業種ごとの平均給与や、より詳細な分析結果を無料掲載しています。『ベトナムウォーカーズ　給与２０２０』と検索してみてください。また、本アンケートに関してもお気軽にお問い合わせください。