SK人事部 採用・教育虎の巻 其の四十四

人事評価は数値化し、可視化させること

弊社にて実施した日系企業福利厚生アンケート結果(日系企業154社回答)によると、154社中111社(72・1%)が人事評価制度を設けていると回答しています。

人事評価のポイントですが、「すべて数値化」し、独断と偏見での評価を避けるようにすることです。

項目に関しては、業務実績(目標達成率・達成回数・売上金額 ※営業職の場合)、基本姿勢(規律性・責任性・協調性・積極性)、職務遂行力(仕事の丁寧さ・スピード・部下へ指導育成)、基礎能力(業務技能知識・理解力・プレゼン力)などが挙げられます。ただ、最も重要なことは、可視化、数値化して公平な評価を行うことです。

上司の好みで判断してしまえば、必ず不平不満を引き起こし、離職にも繋がりかねません。

個人面談や人事評価で昇給・昇格の判断を

昇給・昇格は、数値化した人事評価に基づき行うことになりますが、ポイントとしては、「今後長く働けるかどうか」、「本人が昇格したいかどうか(マネジメントしたいかどうか)」の2点を見極めることです。

というのも、マネジャーに昇格させて、その後すぐに辞められたり、マネジャーになった途端にいきなりパフォーマンスが下がれば困りますよね。

では、どのように2点を判断するかいうと、弊社の場合は、数ヶ月に一度、個人面談を行って判断しております。

面談の前に、事前に「モチベーションサーベイ(従業員満足度調査)」をグーグル(Google)アンケートを用いて作成しておき、アンケート回答に基づいて面談を行っています。面談のなかでは、人間関係や仕事内容は問題ないかどうか、会社に対する不満や意見、提案はないか、今後どのようなことにチャレンジしたいか、細かく聞き出すようにしています。

面談でスタッフが話していたことは必ず記録して不満の改善や、提案の実行を忘れないようすることもポイントです。

岡田ひかり
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