SK人事部 採用・教育虎の巻 其の百十六

人材獲得の競合は
すべての外資企業

昨今、ベトナムマーケットに注目をしているのは日本だけに限りません。欧米企業はもちろん、シンガポール、タイ等のアジア企業の進出も盛んになっています。

ベトナム人の日本語人材は、基本的に日系企業への入社を希望しているものの、英語スピーカーについては当然、日系企業に固執することなく転職活動を行っています。

人材の確保においても、ベトナム市場はもともと離職率が20%程度と言われています。これに加えて、今後は非日系企業の投資が益々盛んになって行くのです。給与や福利厚生、制度設計の際には日系企業だけを参考にするのではなく、他の外資企業を含めて基準とする必要があります。

採用で大切な4つのポイント

まずは採用基準を明確にすることです。募集の段階で採用ターゲットの100点満点と合格ラインの70点の差を明確にすることが重要です。

具体的な業務内容と求める成果を設定した上で、それらに対して必要な経験、知識、スキルを洗い出して募集を行います。

次に大切なのが、選考スピードです。選考期間が長引くと、採用成功率が下がります。どんなに良い面接を行っても、その後の進捗が遅いと、競合他社に先を越されるリスクが高まります。

3つ目は、適切な給与で募集を行うことです。スタッフレベル(ジュニアレベル)の給与は外資企業と日系企業を比較して大きな差はありません。一方で、マネジャーレベルの給与は日系企業と比較して高いようです。

単に語学力ではなく、ビジネススキルや経験を問われるレベルのポジションは高い給与を支払うのが一般的です。裁量面でも、日系企業よりも多く任せる傾向にあります。

最後は、面接で自社の魅力を的確にアピールし、任せたい仕事をしっかりと伝えることです。自社の説明、今後の会社のビジョンや計画、任せたい業務内容やミッション、期待、会社でのキャリアプランを説明することが重要になります。

【PERSOL VIETNAM】
中野 祐一 Nakano Yuichi

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