【ベトナム・人材採用】【ベトナム・人材育成】予測が難しい今だからこそ 身近な意見に注目を
SK人事部 採用・教育虎の巻 其の百十九
VUCA時代には
リスペクティング
コロナ禍が続き、みなさんの職場でもまた当分の間、在宅勤務に切り替えたケースが多いのではないでしょうか。前回の経験を踏まえつつ、様々な工夫をされながらメンバーマネジメントの向上に取り組む管理職の方も多くいらっしゃることでしょう。
そんな方々の参考になればと思い、今回はワークスタイル専門家の沢渡あまね氏が提唱する、先の見えないVUCA(ブーカ)時代に欠かせない”リスペクティング行動“をご紹介します。
「リスペクティング」とは、敬意を表すること。メンバーの強み・特性・やりたいこと・事情などを認め合い、期待しあう言動やふるまい、およびそれらを促進する環境づくりがこれからのマネジメントには不可欠となってきています。
なぜ、必要なのでしょうか。それは50年あまりにわたって日本で”勝ちパターン“として築かれてきた統制・ピラミッド型のマネジメントでは、不確実性の高い今の時代で組織として戦えなくなってきている現状が物語っています。
統制・ピラミッド型では、トップの指示を正しく遂行することで成果が得られました。今はそのトップでさえも明確な答えを瞬時に見出すことは難しいほど状況が目まぐるしく変化するため、それに代わるモデルが必要なのです。
遠くの有名人より
近くのメンバー
そんな今を乗り越えるには、コラボレーション型マネジメントに舵を切るべきだと沢渡氏は唱えています。
今、ここに必要な答えがないのなら、持っていそうな人、導き出せそうな人とつながり、規定概念を超えたアイデアを生み出す組織は強いと言えるでしょう。
だからと言って、「よし!じゃあ早速」と、面識もない著名人や有識者にいきなり連絡するのはお控えください。
あなたの身近にいるメンバーや、これまで耳を傾けてこなかった意見など、今一度リスペクトの気持ちをもって思い返してみてください。思いがけないところにイノベーションの糸口が見つかるかもしれません。
※VUCA:4つの要素(変動性・不確実性・複雑性・曖昧性)により、将来の予測が困難な状況のこと
【ドッツカンパニーリミテッド】
笠松薫里 Kaori Kasamatsu
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20年近く人材事業に携わり、数多くの紹介実績を持ち、組織改革、経営支援にも取り組む。歯に衣着せぬアドバイスに定評あり。
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