ウィンさんの辛口お悩み相談室　第27回

Q.　女性が活躍する社会、その理想形とは？

A.　男性は警戒しないで 女性も男性も対等

今回は女性が社会で働くことについてお話したいと思います。

世界中で女性が活躍する企業が益々増えています。弊社も８割強が女性社員。ベトナムの企業ですと、航空会社や乳製品製造会社、宝飾品販売会社などの全国的に名の通った大手企業で、女性社長が斬新なアイデアを次々と取り入れ業績を伸ばし、注目を浴びています。

日本人男性の中には「社会に出ている女性が多いから、ベトナム人女性は強いね」と仰る方も多いのですが、ベトナムでは女性が働くことが当たり前で“女性は家庭、男性は外”という認識がなく、特に壮年以下の世代には、その言葉が理解され辛いでしょう。「女性が強くなることに対して、あなたはどう思うの？」と聞き返されることもあるかもしれませんが（実際、私も聞き返したことがあります）、反発からではなく、言葉の意味するところを知りたい！という単純な興味からくるものですので、男性の皆様、どうぞ警戒なさらず。

私の持論ですが、女性が活躍する場がより増えたとしても、男性には弱って欲しくないです。男性に勝ちたいと思って女性は社会進出しているのではありません。

古くから女性は家事に育児にたくさんの時間をとられてきましたが、現代は生活が便利になり、時間をつくれるようになりました。便利な家電があれば、男性も家事を手伝えることができる。育児は男性も手伝うのは当たり前。これは社会の変化であって、女性が働きに出ることは自然な流れですよね？

私は女性の経営者ですが、男性を尊重しますし、頼りにしています。男性と女性が競争するのではなく、対等に働いて、よりいい社会や仕事場、家族をつくっていくのが明るい未来だと思うのです。

関連記事:

ウィンさんの辛口お悩み相談室　第9回 ウィンさんの辛口お悩み相談室　第14回 ウィンさんの辛口お悩み相談室　第19回 ウィンさんの辛口お悩み相談室　第25回