【ベトナム・経営者育成】今の時代に求められる ヒューマンエレメント
トレーニングを実施し
生産性の向上に寄与
2020年11月、ベトナムと日本をオンラインで繋ぎ、ヒューマンエレメントプログラム(Human Element Program=HEP)という3泊4日の合宿型プログラムを実施しました。HEPとは、心理学者ウィルシュッツ博士によって開発された、人間の行動、感情、自己概念を深く理解し、自分自身の自己肯定感を高めるためのプログラムです。世界約20ヶ国以上に実施権者がおり、NASAやIBM、国連組織でも活用されました。
目に見えない自尊心が
影響大で必要不可欠
組織内で起こっている問題の約80%は人間関係が原因だと言われています。私たちが自分の能力を最大限に発揮し、高い成果を上げるには自尊心が必要です。
自尊心は、自己重要感、自己有能感、自己好感という3つの要素から成ります。目には見えにくいですが、確実に存在していて、それが行動や組織の生産性に大きく影響を与えます。
マネジメントやリーダーシップをとるのは、人間が人間に対して行う行為です。その際、人間は感情を持っているので、自分が自分の自尊心をどう扱うか、また、メンバーの自尊心をどう扱うか、職場の生産性を向上するには間違いなく大切なことです。
防衛コストが働くと
生産性は落ちていく
職場を働く喜び、生きる幸せを得られる場にしたい、1人ひとりが自分を動機付けして定着率を高めたいという思いは、掛け声だけにしないことも重要です。今増えているのが「防衛コスト」。自尊心が低いと、人間は防衛ばかりしてしまいます。隠す、伏せる、延ばす、誤魔化す。そしてそれを取り戻すには、膨大なコストがかかります。
製造現場では1分1秒のコストダウンが求められますが、組織内の動き、組織内のさまざまな意思決定、そこに防衛コストが働くと生産性が落ちてしまうケースがあります。最も怖いのがそれが不祥事に繋がる可能性が高いことです。
あなたの会社ではどれくらい効果的に感情を扱えていますか。
知識 大輔 Chishiki Daisuke
日本で営業所長を務めた後、中国法人で5年間、総経理、董事長を経験。2020年8月からベトナム法人のゼネラルダイレクターとして就任。
Business Consultants Vietnam Co., Ltd.
電:(024) 6658 6653
E-mail:d-chishiki@bcon.co.jp
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