Q. 部下の結婚式に招待されました。
出席時に気を付けるべきマナーは?

A. “日本人らしく”スマートに。
家族へ敬意を示す場に

11月に入り、ベトナムでは結婚シーズンが始まります。

ベトナムでは式の約1週間前に招待状を配り始めます。「こんな直前に?」と思われるかもしれませんが、手帳に日程を記入して予定を組む習慣が徹底されていない、あまり時間を置くと忘れられてしまうなどが理由で、日が近くなったら招待状を手渡しするのが一般的と言えます。

招待状が入っていた封筒を祝儀袋として利用するのがベトナム流ですが、日本人の同僚や上司の場合、普通のベトナム人とは異なる対応が期待されているので、そこを抑えることが重要です。

日本の祝儀袋を使用し、きちんとスーツを着用して出席しましょう。やはり、国を問わず正装が最も好まれますし、それはベトナムでも同様です。ベトナムだからと言ってラフな格好で出席すると、親族からあまりいい印象を持たれず、自分の子どもをそのような人の下に置きたがらなくなることもあるので、気を付けましょう。本人の家族へ敬意を示すとともに、本人も自分の上司を誇りに思うことに繋がります。

お祝いは相場より多めがベター

招待状に明記されている時間は、開場の時間であって、式の開始時間ではないので注意が必要です。開場時間とは、花嫁と花婿が入り口でお客さんを迎える時間を意味します。式はお客さんがほぼ揃ったところで始まるため、開場時間から1時間~1時間半後になると考えた方がいいです。

お祝いは現金でも品物でも構いませんが、日本人の上司の場合は、親族など、周囲が羨むような対応が求められるので、ベトナムの相場より多めのお祝いを用意するのがよろしいかと思います。

いずれにせよ、日本人である以上、ベトナム人が期待する“日本人らしく”振る舞うという意識を持ち、日本(人)としてのイメージを保ちましょう!

 

レ・トゥイ・ディウ・ウィン
Le Thuy Dieu Uyen
2013年に入社。
2018年4月にジェネラルダイレクターに就任した。
JAC Recruitment Vietnamホーチミン市事務所
電:028-3821-7730
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