面接は応募者からも見られている

せっかく見つけた優秀な人材に内定を辞退されてしまう経験は、誰しもがあると思います。辞退理由は「希望条件とのアンマッチ」や「家族の反対」など、選考プロセス時に既に分かっていそうな内容です。

人材紹介においても前職と同等、それ以下の条件でも転職する候補者は多数います。本音は「面接官の態度が気になる」「会社の雰囲気が暗かった」など。SNS上の退職者の評判などで判断する場合もあります。

面接時の工夫で少しは辞退を抑制でき、逆に動機形成も強められます。面接は、応募者からも評価されているとの認識は必要です。

相互理解と情報提供で納得感を高める

応募者が家族や友人に入社を反対されても「言い訳」ができる面接を目指してほしいです。

自社の事業戦略、募集背景、具体的な仕事内容、求める人物などを伝え、応募者の希望やキャリアパスなどを確認します。求める人物の人材要件を掘り下げた質問も重要です。

内定提示では、「応募者Aさまの▲▲のご経験と知識、およびキャリアの方向性と、弊社の戦略の合致度が高いため」など、具体的に。周りにも「A社の募集背景は○○で、求めているスキルは▲▲、自分自身の□□の経験や知識や性格を評価された」と言い訳が出来ます。結果的には動機形成が高まり、内定辞退の抑止につながると思います。

古屋 竹雄
Furuya Takeo
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