Q. 拠点が離れたスタッフとの信頼関係の築き方がわかりません…。

A. まずは直接会うべし!
テレビ電話をあてにしないで

なかなか直接話す機会のない離れた拠点にいるスタッフとの関係に少しでも違和感を感じたら、それは相手側も同じように感じていることが多いです。

そういう場合は何はともあれ会いに行くべきです。直接顔を合わせる機会をつくりましょう。「久しぶりだね、元気だった?」「変わりはない?」と声をかけることで、社長は自分たちのことを忘れてない、気にかけてくれていると感じてくれるはずです。

「毎日顔を合わせる時間を作ろう」と、テレビ電話での打ち合わせを「決まり事」にしてしまうと、だんだんお互いに苦しくなってくるでしょう。私は数十回のテレビ電話会議よりも、1度の「フェイス・トゥ・フェイス(Face to Face)」を大事にしています。

また、離れた拠点のスタッフのパフォーマンスに不安を抱いているならば、こういう成果を求めている、期待しているという内容を明確に伝えるべきです。任せるならば、信じて任せる。求めているものを返してくれたらそれでいいじゃないですか?

何気ない会話にヒントがあるかも?

採用面接でテレビ電話を使うことがあっても、必ず1度は直接顔を合わせることが重要だと思います。画面を通じてだと細かい表情の変化を見逃してしまいがちですし、踏み込んだことも聞きづらい。面接の場合、本題に入る前の5分の雑談が決め手となったりするのです。私はそこで候補者のキャラクターや人となりを分析しています。

出身や家族構成、借家か持ち家かなど、雑談の中でさらっと聞きます。特にベトナム人は家族を大事にするからこそ、本人に意欲があっても家族に影響されやすいのです。経歴だけでなく、周囲の状況がわかることで、マッチングがしやすくなるといえます。

 

レ・トゥイ・ディウ・ウィン
Le Thuy Dieu Uyen
2013年に入社。
2018年4月にジェネラルダイレクターに就任した。
JAC Recruitment Vietnamホーチミン市事務所
電:028-3821-7730
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