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Misoya Vietnam Co., Ltd
Bien Hoa Factory

住:Kizuna Service Factory 1, Factory C4, Road 8B, Lot K – Tan Kim Industrial Park,
P. Tan Kim, Q. Can Giuoc, Long An Province
電:0272-373-3789
見学:可(要予約)

鈴木政尋さん
工場長

新潟県の製麺メーカーに46年間勤務。2015年11月に退職し、ミソヤベトナムの工場立ち上げに参画。2016年 1月より現職。

ミソヤベトナムは2015年にロンアン省のキズナ工業団地内で稼働を開始し、ラーメン店向けの中華麺など、業務用の麺を主に製造しています

 

細かな要望に応え
日本品質の麺を製造

「麺場田所商店」や「ミソヤ」など、日本国内外で味噌ラーメンの専門店を展開し、自社工場での各種味噌・タレ類など、食材および加工食品の製造・販売・輸出入をしているトライインターナショナル。2015年にミソヤベトナムを立ち上げ、主に業務用の中華麺やうどん、餃子の皮を製造している。工場が完成して以降、ベトナム国内の麺場田所商店のほか、2019年6月時点で主にベトナム国内の日系飲食店を中心に約70社と取引し、3ラインで1日約1万食を製造する設備を有している。

日本の製麺所で、定年退職するまで長年勤務した経験をもつ鈴木工場長のノウハウを生かし、麺の太さや形状、食感など、各顧客の細かな要望に応えたオーダーメイドの麺なども製造している。

なお、麺の材料となる小麦粉や副資材などは極力日本から輸入し、機械も日本製を使用していることが特徴だ。

 

中華麺ができるまで

①ミキシング
小麦粉やかんすい、食塩などの原材料を機械で練る。練る時間は麺の種類や水分量によって異なる。

主に日本から輸入した小麦粉を使用しています。粉の質が安定しているので、日本で作るものと同じクオリティの中華麺を作ることができます

POINT!!

かんすいの量を細かく調整

アルカリ水溶液のかんすいは、太麺や細麺など麺の種類ごとに量を調整。小麦粉にかんすいをあわせることで、弾力が埋まれてコシのある中華麺ができます

 

②生地の巻取り

練りあがった生地をローラーで薄く延ばす。帯状になった生地が2枚に分かれて出力され、2枚を重ねて巻き取っていく。2枚を重ねることで生地の密度が増し、弾力のある麺ができる。
③生地を寝かす

巻き取った生地内の水分のムラを均一化するため、ビニールシートで包んで熟成させる。ビニールシートは乾燥を防ぐ役割もある。一塊で約100食分が作られる。

 

POINT!!

麺の型はオーダーメイドでも対応

麺の型は店ごとに作成。受注の際に、希望の麺の形状から食感など、店主と細かく打ち合わせをしています。ラーメンスープとの相性の良い麺づくりを第一に考えています。型などはすべて日本で作っています

④圧延&裁断
寝かした麺帯を少しずつ圧延し、薄くなめらかな生地にする。圧延の工程の最後で、麺状に切り分けられ、打ち粉をしながら麺がくっつかないように丁寧に手作業でほぐしていく。

⑤包装&梱包
すべて手作業で丁寧に個包装し、梱包。冷蔵庫で一晩保存され、主にホーチミン市内の飲食店に配送される。
麺は切り分けたあと、すぐに包装。ベトナムは日本より1人前の麺の量が少ないため、100g、120gなど注文ごとにグラム数を分けて袋詰めしていきます