【ベトナム・人材採用】【ベトナム・人材育成】社員のほめ方、
叱り方を考える
SK人事部 採用・教育虎の巻 其の八十三
丁寧な個別指導が解決の糸口に
こんにちは、HR―リンクの竹之内です。前回はどのように模範的な上司になるかということを中心にお伝えしました。今回は、社員のほめ方、叱り方について、日系企業に勤務するベトナム人から集めた声をお届けします。
◇叱り方に気を配って!
外資系企業で働くベトナム人は向上心の高い人が多く、自分の努力が認められることは大きな喜びです。ですから、優秀な人は全員の前で大いに褒めましょう! シャイな人ももちろんいますが、褒められと仕事に対するモチベーションがぐっと上がります。しかし反対に、ミスをしたり成績が悪い人を全員の前で叱ったり、他の部下に文句を言うのは厳禁です。一般的に自尊心が強い国民と言われているので、メンツをぶち壊されてしまうことには耐えられません。そういった場合は個別に話をして改正する方法を伝えましょう。ベトナム人は日本人上司からの個別指導は非常に有益だと考えます。また「自分は大切にされている」という感覚は次の仕事へのモチベーションにもつながります。
一歩踏み込んだ会話もOK
◇もっと興味をもって!
日本では「会社でプライベートな話はしない・聞いてはいけない」という風潮がありますが、ベトナムでは恋人や家族、生活について興味を示すことは悪いことではありません。誕生日を祝われたり、家族のことを聞かれたりすると、上司に対して親しみを感じるようになるでしょう。家族主義の強いベトナムでは、親族の感情や意見が個人の行動に強い影響を与えていることもあり、家族からも評判がいい上司であれば、働き続ける可能性が高いと感じます。
また、休日やアフター5に距離を縮めることも有効です。業務外でもコミュニケーションをとれば、より深く社員の個性を知ることができますね。是非、結婚式や家族の集まり、スポーツ大会などに参加してみましょう。ベトナム文化も垣間見られ、社員への理解が深まるでしょう。
HR-リンク 竹之内 雅也
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