Q.　優秀な人材を採用したい。どんな企業努力をするべき？

A.　組織の内側から変わるべき！

最近は外資系企業の就職希望者が多く、その前段階として、中卒で海外へ留学する学生が増加しています。留学先は、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどの英語圏。高校卒業後に留学するより、中学・高校から現地で学んだ方がコミュニティーになじみやすいという親の考えがあるのでしょう。既に海外移住している親戚の家に子どもを居候させて現地の学校に通わせるケースが多いようです。

近年就職志願者が多いのはＩＴ企業ですが、建設や電気設備などの分野もグローバルに活躍できる業種だと言えます。カナダやオーストラリアは、ＡＣＣＡ（英国勅許公認会計士）やＣＢＡ（ビル経営管理士）といった資格の保持者が移住がしやすいと言われています。もちろん、語学力が必須です。

日本では昔から「子どもを医師にしたい」と願う親が多いですが、それはベトナムでも同じ。医師や弁護士のような「師」や「士」がつく職業が尊敬される傾向があります。システムエンジニアも技師なので、このジャンルのひとつと言えるでしょう。

働きたいと思わせる会社づくりを

前述したように、グローバルな視点で物事を見ることができたり、資格を持っているなど即戦力となる人材がいる一方で、目的意識を持たず、なんとなく就職活動をしている人が多いのも現実。

では、優秀な人材を増やすため、企業は何を心がけるべきか？

経営者の立場で私が常に意識していることですが、組織も変革が必要です。時代が変われば、社員や社風が変わるのは当然のこと。会社もしなやかに変化していくべきだと思います。そして、自社の強みを分析して、発信していきましょう。例えば、弊社は女性が働きやすい環境が整っていることが魅力です。

みなさんはご自身の会社の強みをすぐに伝えられますか？

レ・トゥイ・ディウ・ウィン
Le Thuy Dieu Uyen
2013年に入社。
2018年4月にジェネラルダイレクターに就任した。
JAC Recruitment Vietnamホーチミン市事務所
電：028-3821-7730
www.jac-recruitment.vn
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