ウィンさんの辛口お悩み相談室　第6回

Q.　会社・職場への帰属意識やモチベーションを高めるには？

A.　社員が会社に大切にされていると実感できる環境が重要！

ベトナム人は生来明るく楽観的な気質を持っていると捉えられがちなために、職場の雰囲気作りへの配慮が十分とは言えない日系企業が見受けられます。

日本人が多い職場では、静かな職場環境が求められる傾向があります。しかし、ベトナム人が多い職場では、（まるでお通夜のような）静けさは好まれず、仕事は皆で楽しみながら出来れば賑やかに、ワイワイガヤガヤ働きたいという気持ちが強いのです。

コミュニケーションや気遣いを怠ってはダメ

仕事中に突然、ベトナム人スタッフからお菓子が配られることがあるでしょう。もしくは果物を剥いたから食べに来て下さいと声が掛かることがありませんか？　それらへの否定的な言動は禁物です。

そんな時はコミュニケーションの一環と捉え、「おいしいね～。自分で作ったの？」とか、「この果物は日本にはないけど、何と言う名前なの？」などの言葉を掛けて下さい。

真面目で仕事熱心な日本人には理解し難い「就労中の飲食」かもしれません。けれど、この交流によってベトナム人スタッフとの距離感は一気に縮まり、職場の雰囲気も飛躍的に向上すると思います。

さらに、おやつが日本人の経営・管理者から配られたり、「女性の日」にメッセージ付きのお花が渡されたりすれば、ベトナム人スタッフは自分達への思いやりに感謝するとともに、会社・職場そしてボスに対する評価も高まるでしょう。結果、仕事に対するモチベーションがアップするだけでなく、離・転職防止にも繋がると思われます。

ベトナム人は社風や職場環境を非常に大切にしています。楽しく仕事に取り組める、フレンドリーである、会社に大切にされている、と感じてもらえる職場作りが大切です。以上のような些細とも言える気遣いや配慮こそが重要なのです。

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