成長する為にはスキルが必要

企業からよく聞くマネジメントに関する悩みに、以下のような内容があります。「いつも同じ失敗をする社員がいる」、「うまくいかないことがあると、私はやりました。(だから、悪くない)と言ってくる」

“振り返り力=成長力”と言われます。人は経験から学ぶのではなく、経験した事を振り返ることで次への学びとしていけるのです。しかし、その振り返り方にコツがいるため、弊社が行う研修では、実践を交えて4回にわたって実施するほどです。

文字に落とし込むと再現性が生まれる

振り返りのポイントは、①前提仮設を立てる、②計画、③実践、④結果の検証、⑤活動の振り返り、⑥内省、⑦一般化・概念化です。これは「学習サイクル」とも呼ばれ、振り返ることで概念化し、文字に落とし込むことで再現性が出てきます。再現性とは、似たような事象が起きた時に経験を活かせるということです。

学習できる組織にしていきたいところですが、ゲシュタルト心理学では「個人の行動の和=全体の行動ではない」と言われています。組織に置き換えると、個人の能力の総和=組織力(1+1+1=3)ではなく、4にも5にも10にも、マイナス10にもなりえるのが人的資本。みなさんも経験されているかと存じます。出来れば10にしていきたいですよね。これについてはまたご案内します。

知識 大輔
Chishiki Daisuke
「ビジネスコンサルタントベトナム」ゼネラルダイレクター。日本で営業責任者を務めた後、「必科恩企業管理諮詢(上海)有限公司/BConChina」で5年間、董事長総経理を経験。2020年から現職。

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